いつから示談交渉を始めるかは慎重に決める

被害者が事故により死亡した場合や物損事故だけの事故の場合には、示談交渉を開始する時期については、それほど問題がないが、人身事故にあい、治療や入院をしてる場合には、示談交渉の開始には注意が必要。

いったん示談をしてしまうと、後になって後遺症が発生したり、あるいは思ったよりも治療期間が長引いたりした場合、その分の損害賠償金の上積みの請求は困難となる。

いくら加害者やその家族が頭を下げてきても、病院の医師からOKが出るまで、あるいは後遺症が固定(これ以上回復しない)するまでは、交渉のテーブルに着くべきではない。